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現代教育課題コースは、「学習臨床?授業研究」「発達と教育連携」「道徳?生徒指導」の3つの領域で構成されています。
『学習臨床?授業研究』では、学校における子供の学習場面に臨みながら学習の過程を適切に把握することを通して、子供が自己を確立し表現できるような教育活動を展開できる授業を研究し、自らカリキュラムを創造し改善できる教員の養成を目指します。学校の多くの時間は何よりも“学習”にあてられています。学習のあり方を追求することは、学校での子供たちの新たな世界の広がりと成長の可能性を見いだすことにつながります。
そのために、実際に子供との関わりをもちながら、一人ひとりの子供の学習の実現のあり方を学ぶ科目が用意されています。それらの科目と自らテーマ設定する卒業研究とを通し、アクティブ?ラーニングやICTを活用した子供の学びの質を高める学習デザインや、総合学習、SDGs、国際理解、自然環境などに関する専門知と実践知を修得し、カリキュラム?マネジメントのできる資質?能力を養成します。そして、全ての学習活動の基礎となる主体的、協働的で柔軟に学びに向かう子供の人間性を育む教育実践を展開できる教員への成長を支援します。
『発達と教育連携』では、教師と子ども、学校と地域社会との連携など、連携という視点に立って、教育学や心理学の立場から教育の在り方を専門的に追究します。具体的には、子どもの発達や心理、学校や学級の運営、教育行政や保護者?地域社会に関わる問題などを研究します。様々な教育をめぐる問題について考え、その具体的な解決方策を探ることを通じて、将来、教師あるいは教育に関連する仕事に就こうとする皆さんに必要な、連携?協働して問題解決にあたる力や教育実践力を身につけることを目指しています。
現代の学校が抱える複雑な問題を解決するためには、個別的?技術的な対処法だけでなく、人間の成長?発達や教育という営みに関する根本的な理解を踏まえることが不可欠です。また、知識だけでなく、科学的で実践的な課題探究の方法と態度を学ぶことも重要です。「発達と教育連携」では、これらの点を大切にしながら、具体的には以下のような3つの観点から研究を進めています。
『道徳?生徒指導領域』では、児童生徒が毎日の学校生活を生き生きと充実して過ごしながら、道徳的心情と実践力の向上、社会性の育成と個性の伸長、良好な人間関係作りの能力を自ら育むためには何をどうすればよいのかを探求します。教科内容以外のあらゆる教育問題について多角的に考察を深め、教育実践に活かす具体的な予防的?開発的方策を探っていきます。将来、教職をはじめ教育に係る仕事を志向する学生のみなさんに必要な、高い知識と技能を身につけることをめざしています。
学校教育の今日的話題として、児童生徒の(1)規範意識の向上、(2)『セーフティー?カウンセリング?ガイダンス?チーム』をキーワードとする育てる生徒指導、(3)個別対応と望ましい集団の形成、(4)自己肯定感や自己管理能力を基盤としたキャリア形成、などがあります。それらを踏まえながら、具体的には以下の5つの観点から研究を進めています。
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